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2008年10月22日 (水)

その債務整理、おかしいぞ(支払代行報酬)

Img_6900_2  支払代行報酬とは、分割払いの和解が成立した後の和解に定めた弁済や、個人再生事件における再生計画の履行について、依頼者から司法書士が弁済金を預かって、継続的に代行弁済をする場合の報酬を指すものとする。
 依頼者本人にとっては、複数の債権者に対して毎月自ら弁済を行うよりも、総額を毎月司法書士に送金するなどして預けさえすれば、司法書士が各債権者に振り分けて支払ってくれるため、メリットがある。
 支払代行報酬の定め方としては、1件(1回)支払うごとに一定額を定めたり、管理料として月当たりの金額を定めたりしているケースが多いと考えられる。
 一方、支払代行について司法書士が行っている実際の業務の多くは、残高管理であると考えられる。毎月の債権者への送金は金融機関の定額自動送金サービスを利用していることが多いと考えられるため、残高管理さえしていれば、送金の手間はあまりかからない。なお、残高が不足する場合には依頼者本人に連絡をしたり、残高に余裕のある場合には早期完済をするなどのサービスも重要である。
 さて、債務整理に関して言えば、こうした支払い代行は、多くの場合、依頼者本人の債務完済に大きく寄与し、その意義は大きいと思われる。しかし、支払代行は、依頼者に新しい経済的価値を生み出すものではないため、報酬を定めるとしたら、事務費実費程度であると考えられる。
もっとも、上記のような支払い代行の意義に着目して定期的なカウンセリングをも行う場合には、そのカウンセリングの内容、頻度、依頼者に与える効果等を勘案して報酬を定めることも考えられる。

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