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2012年5月14日 (月)

公正証書遺言を破棄した場合の遺言の効力

(遺言書又は遺贈の目的物の破棄)
第千二十四条  遺言者が故意に遺言書を破棄したときは、その破棄した部分については、遺言を撤回したものとみなす。遺言者が故意に遺贈の目的物を破棄したときも、同様とする。

遺言者が、手元にある公正証書遺言を破棄した場合、この条文が適用されるのだろうか。
公正証書遺言の場合、遺言の原本は公証人役場に保管されているから、手元にある正本を破棄したとしても遺言の破棄にあたらないというのが通説のようだ。そうすると、公正証書遺言の場合には、現実的には「破棄」ということはあり得ないと言うことになる。

遺言者が、何かの事情で公正証書遺言の存在を否定するつもりで破り捨てたような場合でも遺言の破棄にあたらないという解釈が成り立つのは、遺言者の意思の尊重の観点からいかがなものだろうか。

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コメント

故意ではなく、あやまって破棄したときは撤回にはならない。ということを規定しているのです。

家裁による生前確認がされるような危急時遺言でない限り確認できなくなるだろうけれど。

投稿: みうら | 2012年5月14日 (月) 19時24分

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