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2012年8月 2日 (木)

遺留分の基礎

遺留分とは、一定の法定相続人に保障される相続財産の一定割合のことで、被相続人の相続財産処分の事由と、法定相続人の相続財産に対する権利との調和を図る制度

遺留分を有する者
法定相続人のうち兄弟姉妹を除く者・・・配偶者、子、直系尊属

遺留分割合・・・直系尊属のみが相続人であるときは被相続人の財産の3分の1、その他の場合は被相続人の財産の3分の1。複数の遺留分権者がいる場合は、之を法定相続分で配分した割合

遺留分算定の基礎となる財産
被相続人が相続開始のときにおいて有した財産
相続開始前1年間になされた贈与
当事者双方が遺留分権利者に損害を加えることを知って行った贈与

準用規定
(代襲相続及び相続分の規定の準用)
第千四十四条  第八百八十七条第二項及び第三項、第九百条、第九百一条、第九百三条並びに第九百四条の規定は、遺留分について準用する。

(子及びその代襲者等の相続権)
第八百八十七条  
2  被相続人の子が、相続の開始以前に死亡したとき、又は第八百九十一条の規定に該当し、若しくは廃除によって、その相続権を失ったときは、その者の子がこれを代襲して相続人となる。ただし、被相続人の直系卑属でない者は、この限りでない。
3  前項の規定は、代襲者が、相続の開始以前に死亡し、又は第八百九十一条の規定に該当し、若しくは廃除によって、その代襲相続権を失った場合について準用する。

(法定相続分)
第九百条  同順位の相続人が数人あるときは、その相続分は、次の各号の定めるところによる。

(代襲相続人の相続分)
第九百一条  第八百八十七条第二項又は第三項の規定により相続人となる直系卑属の相続分は、その直系尊属が受けるべきであったものと同じとする。ただし、直系卑属が数人あるときは、その各自の直系尊属が受けるべきであった部分について、前条の規定に従ってその相続分を定める。

(特別受益者の相続分)
第九百三条  共同相続人中に、被相続人から、遺贈を受け、又は婚姻若しくは養子縁組のため若しくは生計の資本として贈与を受けた者があるときは、被相続人が相続開始の時において有した財産の価額にその贈与の価額を加えたものを相続財産とみなし、前三条の規定により算定した相続分の中からその遺贈又は贈与の価額を控除した残額をもってその者の相続分とする。

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