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2012年11月13日 (火)

定款付則による役員任期の定めの射程範囲

次のような法人の定款が存在しているとする。
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 (役員の任期等)
第16条 役員の任期は、2年とする。ただし、再任を妨げない。
 2 前項の規定にかかわらず、後任の役員が選任されていない場合に限り、任期の末日後最初の総会が終結するまでその任期を伸長する。
 3 補欠のため、又は増員により就任した役員の任期は、それぞれの前任者又は現任者の任期の残任期間とする。

付則
この法人の設立当初の役員の任期は、第16条第1項の規定にかかわらず、この法人の成立の日から平成24年05月31日までとする。
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この法人は、平成23年に設立され、平成24年5月現在就任している役員は設立時役員である。そして、定時総会が24年6月に開催されたとする。

この場合、役員の任期は16条2項により、24年6月に開催された総会終結時となる。

では、付則が「この法人の設立当初の役員の任期は、第16条の規定にかかわらず、この法人の成立の日から平成24年05月31日までとする。」となっていた場合はどうか。

この場合は、16条全部を排斥しているわけだから、付則のとおり、平成24年05月31日で任期が満了する。
(参照 法務通信 653号24頁)

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コメント

12.3から浜松支局で図面交換開始ですね。例月なら10か所程度なのに2か所なのは執行抑制のせいでしょうかね。

投稿: みうら | 2012年11月13日 (火) 21時10分

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