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2012年12月 7日 (金)

財産分与の予約と登記原因とする所有権移転請求権仮登記の受否(野々垣バージョン)

離婚前における財産分与の予約を登記原因とする所有権移転請求権仮登記の申請は、受理できない。(昭57.1.16、民事甲第251号民事局長回答)

 離婚前における財産分与の協議については、離婚の予約の一内容であるから何らの効力を発生するものでないことにより、所有権移転請求権仮登記も認められないと解される。

 離婚に際し、夫が、妻に対し、住宅ローンを原因とする担保権が設定されている不動産を財産分与し、その所有権移転登記は、住宅ローン完済後とするという内容の協議が整った場合、住宅ローン完済までに新たな担保権が設定されると、担保権付の不動産を妻が譲り受けることになると想定すると、離婚時に、妻が順位保全効として予め仮登記を設定しておく実益は十分にある。

 この場合、離婚時において、住宅ローン完済を条件した財産分与契約を締結したと解し、「条件付財産分与契約」を原因とする所有権移転仮登記を申請すべきなのであろうか?

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コメント

無理だと思います。

投稿: みうら | 2012年12月 7日 (金) 19時59分

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