カテゴリー「本人訴訟支援」の記事

2014年8月24日 (日)

平成26年度裁判業務推進特別研修会in静岡県司法書士会

2014082324日土曜日は、静岡県司法書士会の平成26年度裁判業務特別研修会。

まず、赤松司法書士から、いわゆる富山訴訟、和歌山控訴審判決について、ポイントを解説。

引き続いて、私から、本人訴訟支援に取り組む姿勢について講義をした。

そして、久しぶりに「ある若手司法書士の活躍」のビデオを見たうえで(今見ても、なかなか手に汗握るすばらしい出来だ)、パネルディカースカッション。私もパネラーとして参加した。

富山訴訟、和歌山控訴審判決を受けての研修会だけに、主催者は、当初、細かな執務方法について、それぞれどのようにすべきか、というような流れを考えていたようであるが、私は、むしろ、本人訴訟支援である裁判書類作成関係業務そのものの取り組み方法の王道を示すべきであると考え、軌道修正をして研修会に臨んだ。そして、ちゃんとやっていれば何の問題も発生しようがないんだ、ということをわかってもらいたかった。

次回から、何回かに分けて、講義録を示そうと思うが、ナーバスな問題だけに、示さない方がいいのかな?

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2014年8月21日 (木)

注文、制作、納品、検収という手順を丁寧にたどること

 昨日、「丁寧な職人になれ」がキーワードだ、って書いたら、「もったいつけないで説明しろ」というお叱りを受けたので、簡単に説明する。

「裁判書類作成関係業務とは、依頼者の主張する趣旨内容を法律的に整序して法的書面として作成することである」と言われるが、もっと本質的なことがあるだろう、と思う。

 たとえば、ある物を作ってくださいと職人さんに頼んだとする。職人さんもいろいろ性格の人がいるだろうが、ここでイメージしていただきたいのは、依頼者に尽くす職人さんだ。

 そういった職人さんは、依頼者の話を丁寧に聞き、「じゃあ、やってみましょう。1週間時間をください」ということで作業にとりかかる。そして、1週間たったとき、依頼者に尽くす職人さんというのは、そこからが違う。まず、できあがった物について、きちんと説明してくれる。そして、依頼者の意見を聞く。「もうちょっとここを削って欲しい」とか「ここの曲がり具合がイメージとは違う」という話があれば、「じゃあ、少し修正してみましょう」ということになる。そういったやりとりがあって、注文した物は、依頼者のイメージどおりにできあがり、依頼者の物として存在するようになる。

 簡単に言うと、注文、制作、納品、検収という手順を丁寧にたどるわけである。こうしたプロセスを経ているから、そこでどんな高度な技術が使われていても、依頼者と協議のうえ使っている技術だから依頼者が知らないということはない。

 ところが、問題となっている事例は、こうしたプロセスを辿っていない。注文、制作まではいっしょかもしれないが、納品は、依頼者に納品するのではなくて、いきなり裁判所に納品してしまう。依頼者はほとんど内容を理解していないし、内容の説明すら受けていないこともあるだろう。そして、当然ながら、「検収」というプロセスは完全に抜け落ちている。だから、あとから問題になる。

「依頼者のために本当につくす職人になろう」という気持ちをもって、依頼者に丁寧に向き合っていけば、何も問題は起きないはずである。また、「依頼者のために本当に尽くす」ということは、知識を総動員するということである。だから、「どこまで法律判断したらいいのか」なんてことは全く考える必要はないわけである。

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2014年8月20日 (水)

丁寧な職人になれ

23日に静岡県司法書士会の裁判事務研修会が開催される。昨今、司法書士が行った裁判書類作成関係業務(本人訴訟支援)について、本来の業務範囲を逸脱しているというような裁判例が出ている。

それを、私に解説しろというのだが、正直言ってどうも気がすすまない。どうして気がすすまないかは、いろいろと大人の事情があってここに書くわけにはいかないが、気がすすまないからと言って今更講師を断るわけにはいかない。

そこで、どんな話をしようかと考えてみた。

「こういうことをしては駄目ですよ」「こういうやり方は問題あると思いますよ」なんて話はしたくない。「いいですか? 裁判書類作成関係業務っていのうはこうやってやるんですよ」という話をしたい。

キーワードは、「丁寧な職人になれ」

興味ある方は研修会に参加して欲しい。

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